ランニング習慣を強化して月間 250km 走ってみてわかったこと

2024.07.03
ランニング習慣を強化して月間 250km 走ってみてわかったこと
ランニングは、活発期とサボり期を繰り返しながら 10 年近く続けている。 サボりにサボった月は 1 回も走らなかったり、逆によく走った月は 200km を超えることもある。 2024 年 7 月現在においては活発期の真っ最中で、4,5,6 月は人生初となる 3 ヶ月連続 200km も達成した。 特に 6 月は月間距離が 259km と過去最高距離になったので、実際に月間 250km 走るというのはどんなもんなのか、メリットデメリットいろいろ感じたことをまとめてみる。

あくまでゆるふわランナーである

先に自分の紹介をしておくと、走るのは得意ではなく、速く走ることもできない。

体育の授業で行う持久走もクラスでビリ 2 とかだったし、走るのは大人になるまで嫌いだった。

大人になってから、ストレス発散目的で何回か走ったときにそこでようやく「誰とも競わなくていいマイペースなランニング」の気持ちよさを感じて、たまに走るようになった。

速くなることはモチベーションとしていないので、インターバル走やペース走などの速くなるためのトレーニングは取り入れず、もっぱらジョグをしている。

友人や同僚との交流の一環でフルマラソンには 2 回出場。2019 年の熊本城マラソンが人生初フルマラソンで、その時の記録はネットタイムで 4 時間 11 分、2023 年の静岡マラソンで 3 時間 58 分でギリギリサブ 4 を達成した程度(どちらも、大会後に足を痛めたり高熱を出したりして明らかに能力以上の力を出してしまった)

コツは「ゆっくり走る」「1 回あたりの距離を伸ばす」

昨年くらいまでは月間 100km すら年に 4〜5 回しかクリアしていないというペースを何年も続けていたが、2024 年に入ってからは活発に走れており、冒頭で述べたように 3 ヶ月連続 200km 走れている。そして 6 月は 250km を達成した。成功要因を分析する。

数年前は、1 回あたりの距離は 5〜6km で、ペースは 5:00〜5:30/km だった。ペースが自分としては速いので、長距離もたないし、短期的な負荷が足にかかるのでよく故障する。(そしてブランクが生じる)

今年は、1 回あたりの距離は 10〜15 km 程度で、ペースは 6:00〜7:00/km で走っている。ゆっくり走ることで、心拍数も上がりきらないので 10km くらいであればバテずに走ることができるし、足への負担も軽くなるので故障が減った。

1 ヶ月は約 30 日しかないため頻度を上げるには限界があるが、1 回あたりの距離を伸ばすことで月間の総距離は増やしやすい。ただそのためには、長距離を走ってもバテない&故障しないペースに落としてゆっくり走ることがコツだと思う。

月間 250km 走ってわかったメリット・デメリット

月間距離を増やせていることは喜ばしいが、相応の代償も伴っている実感があるので、メリットとデメリットをそれぞれ整理しておく。

メリット

  • 太りにくいため、好きなものを食べても罪悪感がない
  • 体力がついた感じがする
  • 自己肯定感が高まる

月間 250km も走っていれば、食事制限をしなくても自動的に痩せる。食欲のままに食べると太ってしまう自分にとってはこれはメリットだが、人によっては食べて体重維持することが課題になるかもしれない。

登山を趣味にしているので、山を楽しむためにも体力の維持は永遠の課題。日常的に走っていることで、山に入ってもそれなりにタフに歩ける実感がある。ただこれに関しては、月間 250km も走る必要はないかもしれない。(それよりも山に行く頻度を上げたほうがたぶん効果的)

最後に、自己肯定感の高まりは感じる。仕事がうまく捗らなかった日や、家庭内でトラブルがあったりした日も、走ることで「今日は 10km 走ったから合格」と納得できるようになる。

デメリット

  • 走ることを優先するために他の予定を入れることに消極的になる
  • 走れないとストレスになる

「怪我のリスク」などを書こうとも思ったが、追い込む走りはせずにひたすらジョギングがベースなので、そういったリスクは低い前提であえて挙げていない。

課題はとにかく時間の確保。月間 100km くらいであれば、時間が空いてるときに気が向いたら走るスタンスで達成できるが、200km や 250km となると、いかに走るための時間を確保するかという思考になってくる。そうなると、走るために他の予定をキャンセルしたり、誘いを断ったりということを余儀なくされる。なにか大切なものを犠牲にしているかもしれない。

そしてその思考が突き詰められていくと、思うように走る時間を取れなかったときはそれがストレスとなって自分に降りかかる。本来はストレス発散のためのランニングなのに、走れる状態がデフォルトになって、走れないとマイナスになる。こうなると精神的にも窮屈なので、月間 250km を維持するというのは、少なくとも自分の生活環境においては無理をしている。

現実的には月間 150km 以上が無理なく維持できる水準かも

前述のとおり、月間 250km を目指すと、走る時間を確保できなかったときに余計なストレスを抱えることになるので、少なくとも自分の生活環境においては無理をした目標になっている。

200km を連続達成したのも 4,5,6 月と、気温も高すぎずや天候も安定していて走るにはちょうどいい季節だったからこそ維持できたとも考えると、これから雨が多い季節や暑い日が続くようになると考えたとき、無理なく維持できる目標ラインは月間 150km かもしれない。...いや 200km を目指す。目線は高く。

「心と体の健康を維持しながら、好きなものを食べて生きていきたい」というのが本来の走るモチベーションなので、それ以上のものは求めずに身の丈にあったスタイルでこれからもランニングを楽しんでいこうと思う。

ー以上ー