栃木県北部にある火山、那須岳。東北地方の分水嶺である奥羽山脈。その南端に位置すると言われる那須岳。そこでは活発に火山活動を続ける茶臼岳を筆頭に、想像以上に表情豊かな山々の風景が広がっていた。
ロープウェイを使わず、山麓駅のある場所から入山。しばらくは視界はないものの、整備された道を登っていく。
しかしすぐに景色がひらけてくる。山腹のトラバース道を抜けた先に見えるのが、峰の茶屋跡避難小屋。あそこが茶臼岳と朝日岳の分岐になっている。
那須岳にも登ったが、それよりも、反対側にある朝日岳から見た那須岳方面の景色が素晴らしい。ひときわ目立つ火山で、山頂部は火山噴出物によって白っぽくなっており、植物が生えていないことがよく見て取れる。
朝日岳から茶臼岳とは反対方向にさらに足を伸ばして、三本槍岳を目指す。茶臼岳は多くの登山者で賑わっていたが、こちら側はとても静か。
清水平は、朝日岳と三本槍岳の間に位置する沼地状の地形。
三本槍岳。ここから先にも縦走路が伸びているが、今日はここまで。来た道を引き返す。那須連山は、思ったよりも奥深いようだ。またいつか、向こう側の山々も歩きたい。