モッチョム岳
2017.04.22
屋久島遠征で宮之浦岳に登った翌日、帰りの便までまだ少し時間があった。
宮之浦岳を下山したあとにレンタカーで島を巡っていたとき、道中で目に入ったそり立つ岩峰「モッチョム岳」。
そこに登れるというので、その頂上を目指すことにした。
奥岳と呼ばれる島中心部に位置する山深く高い山々と、前岳と呼ばれる海に近いところにある低山。
宮之浦岳が奥岳ならこのモッチョム岳は前岳にあたるが、低山といえどその迫力のある山容が示す通り、登りごたえのある山だった。
そしてその頂上からは、自分がいま島にいることを思い出させてくれるような海の大絶景が広がっていた。
ふもとから見上げるモッチョム岳の山容。こんなものを見たら、登ってみたくもなる。
モッチョム岳の登山口近くにある百尋ノ滝。
巨大な一枚岩の間を流れ落ちる滝は圧巻の眺め。
ねじれる木。
モッチョム岳は標高こそ低いが、最初から最後まですべて急登となっていて、一気に登る。
標高 100m ごとに置かれた看板に励まされて登る。
木の根や枝、岩、とにかく掴めるものはすべて掴んでよじ登る。
最後の岩を登ればそこは頂上だ。
モッチョム岳頂上からの圧巻の風景。
自分と共にこの島旅を楽しむ仲間を撮す。
海からぐわっと盛り上がる屋久島の山々。これが島の中心部むけて盛り上がっていく。
奥岳である宮之浦岳だけでなく、こうして前岳にも登り、島をあらゆる角度で見ることで、島の大きさを改めて実感することができる。
このモッチョム岳の登山が、島旅のいい締めくくりとなった。
ー以上ー