宮崎県は岩山の宝庫で、多くのクライマーが集まる。
その中でも、一般ルートも敷かれた有名な岩山、大崩山に登ってきた。
視界を覆い尽くすダイナミックな岩壁の地形は、ここ以外どこの山でも見たことがない唯一無二の風景だった。
大崩山登山口に向かう道中、延岡市内で見た朝焼けが美しかった。
大崩山登山の際、祝子川の渡渉がある。
水量によって通過難易度も変わると思われるが、この日は水量も多くなく容易だった。
袖ダキ展望所からの景色。
恐ろしいほど巨大な一枚岩。
大自然がつくる芸術。登山道はこの右手側に巻くように敷かれているので安心してほしい。
とはいえ、木の根や大岩に阻まれたアスレチックな道のりとなっている。
袖ダキ展望所から見上げた岩壁の印象とは異なり、大崩山の頂上は樹林に覆われた平坦な場所だった。
下山は坊主尾根を使ったが、これがなかなか凄まじいルートだった。
かなりの長い区間、数えきれないほどのロープとハシゴを伝って下りる。
逆に、ロープもハシゴもなかったらとてもここを下りることはできない。よくここを登山道にしたものだ。
ふたたび祝子川を渡渉して下山する。
帰りのほうが難しい印象だった。