石鎚山に登るなら紅葉の時期だろうと、この季節を待って四国へ。山頂一帯を覆う色鮮やかに染まった紅葉はもちろん、なめらかな熊笹の山肌、景色のいい爽快な縦走路と、魅力満点の山だった。
深夜 2 時ごろ、土小屋から出発。暗い登山道の写真はないので、いきなりこの風景。石鎚山に登る登山者の多くは、これを目当てにしているだろう。かくいう自分もそうだ。地元の方によると、今年の紅葉は当たりとのこと。それも納得の美しさ。
天狗岳まで足を伸ばし、そこから見た南尖峰。弥山から見る天狗岳に比べると丸っこい印象。紅葉が美しい。
尾根沿いの登山道が浮かび上がる。そして雲海。
弥山〜天狗岳周辺は人が増えてきたので、ニノ森を往復する。こちらは人も少なく、とても静かな縦走路となっていた。
正面にニノ森が見えた。そこそこのアップダウンのある道を辿る。しかし景色は抜群だ。
細い尾根道。笹に覆われた滑らかな斜面が美しい。日が当たりにくい斜面の木々ほどよく色づいているのがわかる。
霧に覆われても美しい。
ニノ森から戻りながら眺めた弥山。山頂一帯付近だけ紅葉しているのがわかる。
真横から見た弥山の頂上直下。鋭く切り立った岩壁を包む霧が、神秘的な雰囲気を醸し出している。この霧の道を辿り、再び土小屋へと戻っていく。弥山付近はものすごい人でごった返していたが、ニノ森方面に足を伸ばしていたおかげで、静かな山歩きを楽しむことができた。