白鳥山・上福根山

2021.04.25 - 2021.04.26

昨年秋に続く九州脊梁第二弾。
今回は、前回歩いた国見岳や烏帽子岳といった主稜線のさらに少し南部、白鳥山周辺に広がる尾根をぐるっと歩いた。
五家荘の中でも、久連子という地域を起点として周りの尾根を辿る。
九州脊梁の秘境感を存分に味わえる素晴らしいルートだった。

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奥座向への急登。中腹の新緑が美しい。

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なんてことない足元の風景。春の優しい木漏れ日が心地よい。

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奥座向。月間でも数人しか訪れないであろう、九州脊梁の中でもマイナーな山頂。

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稜線に出ると、いかにも脊梁といった雰囲気に満ちていた。最高だ。

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アセビに覆われた鷹巣山頂上。

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てんとう虫よこんにちは。

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基本的には樹林帯を進み、ときどき開けた場所に出るといった感じ。
何度かなぜここが開けているのだろうという場所に出る。

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春になり、木々の新緑に先立ってバイケイソウの葉が茂っていた。

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尾根上の平坦地で幕営。月が綺麗な夜だった。

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二日目の朝、夜明けと同時に白鳥山に向けて出発する。
遠くには市房山。手前は銚子笠への緩やかな稜線。かなり気持ちよさそうな道なので、いつか歩いてみたい。

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白鳥山頂上も平坦な草地で、どこでも幕営できそうないい雰囲気だった。

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カルスト地形のように、白い岩が露出した場所。

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白鳥山を往復して、幕営地に戻ってきた。
こんなにもいいところに、誰も来ないのだから最高だ。

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鹿の角のようにも見える、立ち枯れた木。

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縦走路の横の斜面にふと目をやると、自然に還りつつある林道が見えた。
遺跡のようだ。

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上福根山は樹林の中だったが、その手前に通過した前福根山は素晴らしい展望だった。

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久連子に下山していくと、林業の作業道に出た。
山の中を縦横無尽に横切る、地図にない林道だ。
地図にない道に出ると、秘境に来た実感が湧いてくる。

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麓に下りてくると、鮮やかな新緑が眩しい。

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車を停めておいた久連子古代の里に戻ってきた。
立派な施設だが、誰もいなかった。飲み水もあって、登山拠点として最適だ。
春の心地よい陽気の中、この二日間誰にも会わず自然との対話を楽しめた。

ー以上ー