霧立越・扇山
2021.05.03 - 2021.05.04
九州脊梁の北部、国見岳や烏帽子岳といった主稜線の東側に、並行する尾根道がある。
向坂山から扇山へと南北に延びる道は「霧立越」とよばれ、100 年ほど前まで交易道として使用されていた古道である。
現代になって登山道として再整備された歴史ある道を辿り、春の脊梁歩きを楽しむ。

五ヶ瀬ハイランドスキー場の脇を通って尾根に出ると、綺麗な道が伸びていた。

目の前の緩やかな佇まいの山は扇山だろうか。
あそこを目指してゆっくりと歩く。

午後から入山したため、すぐに日は傾いてくる。
ただ、今日の行程からしてそれで十分だ。

歩きながらいい場所を見つけて、そこで野営する。
それが九州脊梁の楽しみ方。

扇山への緩やかな登り。
この緩やかな道は、遠くから見た扇山の姿から受ける印象そのものだった。
気持ちよく歩いていける。

扇山頂上。

左手前の山は国見岳だろう。
右奥には阿蘇山が見える。
根子岳の複雑な形状のシルエットがよく目立つ。

くじゅう連山や、その奥には由布岳まで見える。

祖母山、傾山。九州を代表する山々が見渡せた。

不動冴山付近は植林地帯。
新たな苗が植えられたばかりのようだった。

長い未舗装の林道を歩いて、車を置いていた場所に戻る。
霧立越の歴史に触れながら、水平に歩いた山歩きだった。
ー以上ー