大分県、くじゅう連山のはずれにある涌蓋山。広大な草原に覆われた山で、初秋の空気を味わってきた。
秋の風物詩、ススキが揺れる。
山肌を覆うやわらかな草原が朝の風に揺れる。
くじゅう連山の向こう側から日が昇る。
遠くに風力発電施設が並ぶ。さらに奥には、雲海が広がる阿蘇カルデラが見える。
意外とまだ遠い山頂。しかしそれは、この景色を長く楽しめることを意味する。
朝露でしっとりと濡れる草木。そう、足はびしょ濡れだ。
この日は、青空に広がる巻雲がとても美しかった。涌蓋山の開放的な雰囲気を、より掻き立てる。
涌蓋山頂上も、広大で開放的な場所になっていた。
コーヒーを淹れて、山頂で朝のゆったりとした時間を過ごす。
草原地帯だけでなく、樹林帯もある。
樹林帯の苔むした道も美しい。朝露で濡れた植物がいきいきとしている。
涌蓋山がこれほどにも最初から最後まで絶景の連続だとは思っていなかった。帰るのがもったいないと思える山だ。
山野草にはとにかく無知で、頑張って調べたところ、たぶんこの花は「オオユウガギク」。ヨメナやノコンギクのような似た花が複数見つかって、花だけだと判断しにくい。名前を知らない花を見つけたら葉や茎も写真に収めておこう。
最後は舗装路を辿って。余韻に浸りながら帰路に着く。