人知れず、紅葉を眺めながら静かな森を歩きたい。
そんな願いを叶えてくれたのが、奥三河だった。
愛知県の山に登るのは実は初めて。広く名が知られた山こそ少ないものの、この山域には魅力が詰まっていた。
大井平公園から入山し、面ノ木峠までを尾根伝いに歩く。
大井平公園はこのあたりでは紅葉の名所のようで、臨時駐車場にも収まらずに路上駐車で溢れかえるほどの混乱っぷりを見せる一方、山に入ってしまえば誰にも会わない静かな森を独占。
贅沢な時間を過ごした、秋たけなわの週末だった。
大井平公園から城ヶ山へ入山。いきなり紅葉がすごい。
その見晴らし台からの景色。
遠くに見える二つのこんもりとした山は、左から恵那山と大川入山。どちらも行ってみたい山。
紅葉の輝く森。
人と出会うことはほとんどなく、静かな森を独占できた。
とにかく紅葉が鮮やかだった。ここまでとは思っていなかった。
何度も見上げては、同じような写真を撮ってしまうほどに美しい。
紅葉の森を抜けて面ノ木峠に出ると、風力発電所がある。
井山展望台は広大な草原になっている。今日初めてこういった開けた場所に出た。
面ノ木峠の駐車場に置いておいた車で、道の駅いなぶに戻って下山。
道の駅の五平餅が絶品だった。
しかし素晴らしい紅葉登山だった。奥三河の本気を見た。
来年の秋は、また違うコースも歩いてみよう。