国見岳・石堂屋

2023.11.02 - 2023.11.03

三連休の前半二日間を利用して、何度目かの九州脊梁へ。
秋の三連休といえば、紅葉の最盛期は少し過ぎているとはいえ山は多くの人で賑わう時期。
しかし奥地・九州脊梁にやはりそんな常識は通用せず、二日間を通して非常に静かな山歩きを楽しむことができた。
やはりこの場所には何度来てもいいし、これからも何度でも来たいと思う。

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雷坂は急登できついのでやめた方がいいと役場の人にも念押しをされていたので構えていたが、歩いてみればよく整備されて道幅も広く素晴らしい登山道だった。

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標高1500mくらいより上はもう紅葉はほとんど終わっていたが、そのぶん日差しが届いて明るい道となっていた。これが脊梁っぽくて好き。

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今回の宿泊地は、国見岳の肩のあたりに位置する平坦地「山池湿原」。
湿原とはいっても、水たまりなどはなく全体的に乾燥していたので、幕営に適している。

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2日目の朝は、日の出少し前から歩き始めた。

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やわらかな朝日が差し込む、九州脊梁の森。

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国見岳の山頂の祠は昨年の大雨で依然崩れたままだが、代わりに立派な山頂標識が設置してあった。

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国見岳の頂上に佇む、一本の孤独な立ち枯れた木。

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通り道のような場所にある五勇山。
山頂標識がなければ、ここが山頂であることに気付かないほど。

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主脈から外れたところにある石堂屋。ここもかなりの地味ピークであった。

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山を降りて、椎葉村の集落におりてきた。共に歩いた同僚がしきりに「ネパールっぽい」と言うので、ちょっとだけネパールにいる自分をイメージしながら歩いた。

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山奥の村らしいのどかな風景。
山肌は赤く染まって秋色なのに、今日は気温が高くて夏の終わりのようで、見える景色と感じる空気のギャップが妙だった。

ー以上ー