苔の美しい森を進む。
林業の間伐材が多く転がっている。

苔から生える胞子体。
ミニチュアの森を見ているようで神秘的だった。

標高を上げると、乾いた雰囲気の明るい森の道に変わる。
このあたりの新緑はまだのようだ。

そして樹林の高さが急激に低くなっていき、森林限界に差し掛かる。
すると目の前には見上げる高さの富士山が現れた。
手前の黒い山体は宝永山。

こんもりとした形の、二ツ塚に登った。

下塚から富士山頂方向を見る。二ツ塚上塚、宝永山、富士山と一直線に並ぶ。

空が広い。
人がいない静かな山頂でゆっくりと過ごす。気温もちょうどいい。

下山していく。歩いてきた道を辿って帰る。
それにしても別の星にいるかのような不思議な風景。

かつての作業道のように見える平坦で幅の広い道を辿る。

下山して、水ヶ塚から見上げた山頂。夕空に残雪の富士が映える。
春が深まり富士山の雪は少なくなってきた。